いい大学を卒業すれば、いい会社に入り、高い給料をもらって安定した人生を送れる。
昔から何となくそんなイメージがあります。
もちろん、いい大学に入るためには相当な努力が必要です。
勉強して、試験を受けて、競争に勝ってきた。
その経験は社会に出てからも大きな武器になります。
しかし、会社に入ってみると不思議なことがあります。
高学歴だからといって、必ずしも仕事ができるわけではない。
高学歴だからといって、必ずしも稼げるわけでもない。
逆に、学歴はそれほど高くなくても、会社で必要とされ、高い収入を得ている人もいます。
サラリーマンとして働いていると、学歴と稼ぐ力は似ているようで、まったく別の能力なのではないかと思うようになりました。
サラリーマンの大学選びと会社選びはまったく違う
大学には偏差値という非常に分かりやすい指標があります。
偏差値60。
偏差値65。
偏差値70。
数字を見るだけで、ある程度その大学の難易度を比較できます。
しかし、会社選びには大学の偏差値のような分かりやすい数字がありません。
年収。
知名度。
福利厚生。
平均勤続年数。
売上高。
利益。
さまざまな数字はありますが、その会社が自分に合っているかどうかまでは数字では分かりません。
ここが大学選びと会社選びの大きな違いだと思います。
偏差値の高い大学へ行くことを目標にしてきた人ほど、大学合格で一度大きな目標を達成します。
その後、
自分は何をしたいのか。
どんな仕事をしたいのか。
どんな生活をしたいのか。
どれくらい稼ぎたいのか。
そこまで考えないまま就職活動に入ってしまうと、会社選びでミスマッチが起きる可能性があります。
大学に入ることはゴールではありません。
むしろ、サラリーマン人生から考えればスタート地点に近いのだと思います。
大学・大学院は4年から8年、働く期間は約40年
大学生活は4年間。
大学院まで進めば6年、博士課程まで考えればさらに長くなります。
しかし、その後の会社員生活は30年、40年と続く可能性があります。
そう考えると、大学選び以上に会社選びや働き方を考えることは重要です。
大学時代はある意味、社会に出るまでのモラトリアム期間でもあります。
勉強する。
遊ぶ。
人と出会う。
旅行する。
アルバイトする。
さまざまな経験ができます。
しかし、その先には長い仕事人生があります。
ここをイメージせず、
いい大学に入ったから何とかなるだろう。
有名企業に入ったから何とかなるだろう。
と思っていると、数年後に、
自分はなぜこの会社にいるのだろう。
なぜこの仕事をしているのだろう。
と思う日が来るかもしれません。
私は真ん中ぐらいの大学に入り、何も考えずに大学生活を送っていました。
今でも何も考えずに生きているので、貧乏サラリーマンになっています。
働くこと自体が今でもあまり好きではありません。
就職活動をされている方も安心してください。
何も考えなくても、なんとかサラリーマンをやることはできます。
ただし、なんとか生きていけることと、自分が納得できる働き方ができることは別です。
だからこそ、早い段階から少しずつ自分の働き方を考えておくことが大切なのだと思います。
サラリーマンになれば学歴より仕事の結果を見られる
会社に入るまでは学歴が評価される場面があります。
しかし、一度会社に入ってしまえば徐々に評価軸は変わります。
仕事を任せられるか。
約束を守れるか。
人と協力できるか。
問題が起きた時に動けるか。
お客さんに信頼されるか。
売上や利益につなげられるか。
こうした部分の方が重要になってきます。
身近な高学歴の人を見ていても、仕事ができなければ、学歴だけで評価され続けることは難しいと思います。
逆に学歴が高くなくても、愛嬌があり、人から何かを頼まれた時にすぐ反応してくれる人は好かれます。
この人と一緒に仕事をしたい。
この人ならお願いしたい。
そう思ってもらえる人は強いです。
結局、会社も商売も人と人の世界です。
学歴だけを持って仕事をすることはできません。
いい大学に行ったサラリーマンには大きな武器がある
ただし、高学歴が意味のないものだと言いたいわけではありません。
むしろ、いい大学へ行った人は大きな武器を持っていると思います。
難関大学へ入るためには、
目標を決める。
必要な勉強量を調べる。
計画を立てる。
長期間努力する。
試験本番で結果を出す。
という一連の行動が必要です。
これは会社の仕事にもかなり似ています。
会社でも目標があり、その目標を達成するために何をするべきなのかを考え、行動する必要があります。
高学歴というのは、ある意味、
目標を設定して努力し、結果を出した経験がある
という分かりやすい証明でもあります。
だから企業が学歴を見ることにも一定の合理性はあると思います。
問題なのは、その能力を社会に出てから使っているかどうかです。
サラリーマンは会社との相性で能力が大きく変わる
勉強が得意な人。
人と話すことが得意な人。
数字を見ることが得意な人。
アイデアを考えることが得意な人。
細かい作業が得意な人。
人にはそれぞれ得意不得意があります。
いくら能力が高くても、自分に合わない会社や仕事に入れば、その能力を発揮できないことがあります。
営業が苦手な人が営業会社に入る。
自由に考えたい人が細かいルールだらけの会社に入る。
安定した仕事が好きな人が毎日変化するベンチャー企業に入る。
これでは苦しくなる可能性があります。
いい大学を卒業しているのに活躍できない人がいるのは、その人の能力だけが原因ではなく、会社とのミスマッチもあるのだと思います。
魚に木登りをさせても能力は発揮できません。
自分の能力をどこで使うかも、サラリーマンにとって大切な選択です。
いい大学に行かなくても稼げる人はたくさんいる
世の中には中学校卒業、高校卒業でも大きく稼いでいる人がいます。
会社員だけではありません。
職人。
経営者。
営業。
フリーランス。
個人事業主。
さまざまな世界で活躍している人がいます。
なぜ学歴がなくても稼げるのでしょうか。
私は、人が求めているものを提供できるからだと思います。
困っていることを解決する。
欲しいものを作る。
面倒なことを代わりにやる。
楽しいものを提供する。
人を集める。
商品を売る。
そこに価値を感じる人がいれば、お金を払ってくれます。
お金を稼ぐという行為は、偏差値を競うゲームとはルールが違います。
サラリーマンが身につけたいのは人の求めていることを考える力
学歴とは別に、社会に出て非常に重要になる能力があります。
相手が何を求めているのかを考える力です。
上司は何を求めているのか。
お客さんは何に困っているのか。
会社はどこで利益を出したいのか。
同僚は何を手伝ってほしいのか。
これを考えて動ける人は強いです。
言われた仕事を正確に行うことも必要です。
しかし、それだけではAIやシステムに置き換えられる仕事も今後増えていくと思います。
だからこそ、
相手が何を求めているかを考える。
自分から提案する。
人を動かす。
仕事を作る。
こうした能力がますます重要になるのではないでしょうか。
学歴よりサラリーマンになってからの30年が重要
18歳や22歳の時点で人生が決まるわけではありません。
いい大学に入れなかった。
希望していた会社に入れなかった。
新卒で就職活動に失敗した。
それだけで人生が終わるわけではありません。
むしろ大切なのは、その後です。
会社に入ってから何を学んだか。
どんな人と仕事をしたか。
どんな失敗をしたか。
どんなスキルを身につけたか。
何を自分で始めたか。
サラリーマンとして20年、30年働けば、その間にいくらでも差は生まれます。
サラリーマンは学歴ではなく今日からの行動を積み上げればいい
学歴は過去です。
今から大学受験をやり直すことは簡単ではありません。
しかし、今日からの行動は変えられます。
本を1冊読む。
AIを使ってみる。
資格の勉強を始める。
ブログを書く。
副業を始める。
仕事で一つ改善提案をする。
お客さんの悩みを一つ聞いてみる。
小さな行動で構いません。
学歴という過去の結果を眺めるより、これから何を積み上げるかを考えた方が人生は前に進みます。
いい大学に行った人も、そうでない人も、社会に出れば長いサラリーマン人生が始まります。
学校のテストと違って、社会人には卒業試験がありません。
40代でも50代でも新しいことを始められます。
自分は高学歴だから大丈夫。
自分は学歴がないから無理。
どちらでもありません。
大切なのは、今いる場所で自分が誰にどんな価値を提供できるのかを考えることだと思います。
学歴は人生の一つの結果です。
しかし、それだけでその後の人生が決まるわけではありません。
サラリーマン人生は長い。
だからこそ、過去の学歴よりも今日からの行動を積み上げていきたいものです。



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