
日曜の夕方になると気分が重くなる。
いわゆる「サザエさん症候群」と呼ばれるものだ。
月曜日からまた会社が始まる。
上司や取引先とのやり取り。
終わらない会議。
積み上がるタスク。
満員電車。
多くのサラリーマンは、この感覚を経験したことがあると思う。
しかし最近、ふと思った。
これは一般社員だけではなく、会社の経営者にも存在するのではないかと。
もちろん、ここで言う経営者とは、自らゼロから事業を立ち上げた創業者タイプではない。
大企業や中堅企業などで、会社から任命された「雇われ経営者」のことだ。
役員報酬をもらってもサラリーマンはサラリーマン
雇われ経営者は、一般社員とは違う待遇を受けている。
給料ではなく役員報酬。
高い年収。
広い裁量。
会社の意思決定に関わる立場。
外から見れば、完全に成功者に見える。
しかし実際に話をしてみると、不思議と「サラリーマン感」が残っている人も多い。
月曜日を憂鬱に感じる。
会社の空気を気にする。
株主やさらに上の立場の人の顔色を見る。
任期や評価を気にする。
結局、自分の人生を会社に預けているという意味では、一般社員と大きく変わらないのかもしれない。
役職が変わっても、本質的には「雇われている側」なのだ。
創業者と雇われ経営者は別物
もちろん全ての雇われ経営者が悪いという話ではない。
むしろ責任は重いし、一般社員では耐えられないプレッシャーもあると思う。
ただ、創業者タイプとは根本的に考え方が違うと感じる。
自分で会社を起こした人は、土日という概念が薄い。
休みの日でも仕事を考えている。
移動中でもアイデアをメモしている。
深夜でも売上や戦略を考える。
それは「やらされている」のではなく、「自分で信じてやっている」からだ。
ここには大きな差がある。
立場になったから仕事をする人。
自分の意思で仕事を作る人。
同じ「経営者」という言葉でも、実際にはかなり違う生き物なのだと思う。
サラリーマンは悪ではない
ここで勘違いしてはいけないのは、サラリーマンが悪いわけではないということだ。
安定した収入。
社会保険。
組織の中で働ける安心感。
これは非常に大きい。
家族を守る上では、むしろ合理的な選択でもある。
しかし一方で、会社の看板や役職を自分自身の価値と勘違いしてしまうと危険だ。
会社を離れた瞬間に何も残らないケースもある。
だからこそ、サラリーマンであっても「自分で稼ぐ力」を少しずつ持っておくことが重要なのだと思う。
副業でもいい。
情報発信でもいい。
小さな商売でもいい。
会社の外で価値を作れる経験は、自分の人生をかなり強くする。
経営者と話して見えたこと
本日、仕事の中で経営者と話をする機会があった。
話を聞いていて感じたのは、「結局はサラリーマンなのだな」ということだった。
肩書きは立派でも、会社という仕組みの中で動いている。
自由に見えて、実はかなり制約が多い。
もちろん責任は重い。
一般社員より何倍も大変だと思う。
しかし、それでもなお「自分の城を作った人」とは違う空気を感じた。
会社から与えられた椅子に座る人と、自分で椅子を作った人の違いなのかもしれない。
自分で選べる人生へ
私はサラリーマンとして、経営者に推薦されるようなタイプではないと思う。
空気を読むのも得意ではない。
組織政治も好きではない。
しかし逆に、自分で小さく事業を始めることはできる気がしている。
今の時代は、昔よりも個人で稼ぎやすい。
ブログ。
動画配信。
SNS。
デジタルコンテンツ。
小さなネット販売。
会社に依存しなくても、お金を生み出せる手段は増えた。
もちろん簡単ではない。
だが、自分の意思で積み上げたものは、会社の辞令一つで消えることはない。
だから私は、雇われサラリーマン経営者を目指すより、自分で何かを作れる側を目指したいと思っている。
大きな会社の役員になることより、小さくても自分の意思で動ける人生の方が魅力的に感じる。
サザエさん症候群になるほど嫌な月曜日を迎えるより、自分の意思で始まる月曜日を増やしていきたい。



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