派遣社員の方が世の中を知っている?正社員が会社の外を見るべき理由

派遣社員の方が正社員より世の中を知っている サラリーマンについて

会社で働いていると、正社員、派遣社員、契約社員など、いろいろな働き方をしている人と一緒に仕事をします。

私はこれまでサラリーマンとして働いてきて、派遣社員の方から学ぶことが結構ありました。

もちろん人によるので、派遣社員だから仕事ができる、正社員だから仕事ができないという単純な話ではありません。

ただ、仕事ができる派遣社員の方はかなり多い印象があります。

パソコンの操作が早かったり、仕事の段取りがよかったり、

この作業って、本当に必要なんですか。

と、私たちが当たり前にやっていた仕事に疑問を持ったりします。

そこで気づくことがあります。

ずっと同じ会社で働いている正社員と、いくつもの会社を経験してきた派遣社員では、見えている世界が違うのではないか。

正社員として同じ会社で長く働いていると、自分の会社の常識が世の中の常識になってしまいます。

これは結構怖いことだと思います。


派遣社員から学ぶ正社員の生き方

派遣社員には派遣期間があります。

その会社で一生懸命働いていても、ずっとその会社で働けるとは限りません。

契約が終了すれば、次の職場に移ることもあります。

一方で正社員の場合は、自分から退職したり、会社側に大きな事情が発生したりしない限り、基本的には同じ会社で働き続けることができます。

この違いは、仕事に対する考え方にも影響すると思っています。

正社員の場合、

この会社でどう評価されるか。

この上司からどう見られるか。

次の人事異動でどうなるか。

そんなことを考える場面があります。

私もサラリーマンなので、まったく気にしないとは言えません。

給料をもらって生活している以上、会社からの評価は大切です。

ただ、そればかり考えていると、会社の中だけで通用する人間になってしまう可能性があります。

派遣社員の働き方を見ていると、もう少し違った方向を向いているように感じることがあります。

会社の中で偉くなることよりも、自分が何をできるようになるのか。

そこに目が向いている人が多いように感じます。


派遣社員は会社より自分のスキルを見る

派遣社員の方も、当然ですが任された仕事は一生懸命やっています。

しかし、正社員とは会社との距離感が少し違います。

その会社に何十年も勤めることを前提としていないので、

この会社に骨を埋めます。

という感覚にはなりにくいと思います。

それよりも、

この仕事を経験しておけば次でも使える。

このシステムを覚えておこう。

この業界の仕事の流れを知っておこう。

そんな感じで、自分自身に経験を蓄積していく。

私はこの考え方は、正社員にも必要だと思っています。

会社のために働くことは大切です。

しかし、会社のためだけに働いてしまうと、会社を離れた瞬間に何も残らない可能性があります。

10年間仕事をしてきたのに、

社内独自のシステムにはものすごく詳しい。

社内の申請方法にも詳しい。

誰に話を持っていけば承認されるのかも知っている。

でも会社の外に出たら使えるものが少ない。

そんな状態にはなりたくありません。


転職経験のないサラリーマンは井の中の蛙になりやすい

私は転職経験がないこと自体が悪いとは思いません。

一つの会社で長く働くことで身につくものもたくさんあります。

ただし、ずっと同じ会社にいると気をつけなければならないことがあります。

それは、自分の会社のルールを世の中のルールだと思ってしまうことです。

うちの会社では昔からこうだから。

この業界ではこれが普通だから。

この仕事はこうやるものだから。

本当にそうなのでしょうか。

他の会社では全然違う方法でやっているかもしれません。

もっと簡単な方法があるかもしれません。

そもそも、その仕事自体をやっていない会社もあるかもしれません。

しかし同じ会社に長くいると、それを確認する機会がありません。

その結果、

これが普通。

という考えがどんどん強くなります。

凝り固まった考えを持つ人が完成します。

そして、こういう人が結構やっかいです。

新しい方法を提案しても、

今までこれでやってきたから。

と言います。

なぜその方法なのか聞いても、

昔からそうだから。

となります。

理由が昔からでは、何も改善できません。


外を向いて働くサラリーマンは転職しなくても成長できる

では、転職しないと外の世界を知ることはできないのでしょうか。

そんなことはないと思っています。

同じ会社で働いていても、外を見る方法はいくらでもあります。

私が特に大きいと思っているのが、取引先との仕事です。

取引先と深く仕事をしていると、

この会社はこういう考え方をするんだ。

この会社は意思決定が早いな。

逆に、この会社は社内調整がものすごく大変そうだな。

など、いろいろな会社の事情が見えてきます。

取引先の人と話をしていると、自分の会社では当たり前だと思っていたことが、実は全然当たり前ではなかったことにも気づきます。

一つの会社に所属しながら、別の会社の考え方も知ることができる。

これはサラリーマンにとってかなり大きな経験です。

だから私は、社内だけを向いて仕事をするより、できるだけ外と関わる仕事をした方がいいと思っています。


社内政治ばかり気にするサラリーマンは危ない

同じ会社で長く働いていると、社内事情にものすごく詳しい人が出てきます。

あの人は次の部長候補だ。

あの部署とあの部署は仲が悪い。

この案件は先にあの人へ話を通した方がいい。

それはそれで会社で生きていくためには必要な能力なのかもしれません。

サラリーマンとして生きている以上、社内政治を完全に無視することもできません。

ただ、そこに能力を全振りしてしまうのは危険です。

その能力は、その会社でしか通用しない可能性が高いからです。

社内で偉い人を100人覚えるより、会社の外でも使えるスキルを一つ身につけた方が、自分の人生にとっては役に立つかもしれません。

会社の評価を上げるために働く。

それだけではなく、

自分自身の価値を上げるために働く。

そんな考え方も必要だと思います。


派遣社員の働き方からサラリーマンが学べること

派遣社員の方と仕事をしていると、いろいろな会社の話を聞けることがあります。

前の会社ではこうでした。

別の会社ではこんなシステムを使っていました。

この仕事は前の会社では自動化されていました。

こういう話は結構おもしろいです。

自分の会社しか知らないと、自分の会社が基準になります。

しかし複数の会社を知ると、

会社なんてそれぞれ全然違う。

ということがわかります。

そして、それがわかるだけでも考え方は柔らかくなると思います。

自分たちのやり方が絶対に正しいわけではない。

他にも方法がある。

もっと効率的なやり方があるかもしれない。

そう考えられるようになります。

これは正社員として仕事をしていく上でも大切な感覚だと思います。


会社ではなく自分に経験を貯めていく

正社員として働いていると、どうしても会社中心で物事を考えてしまいます。

会社の評価。

昇進。

異動。

上司との関係。

もちろん全部大切です。

しかし、サラリーマン人生は会社の中だけで完結するものではありません。

会社がずっと安泰とも限りませんし、自分がずっとその会社で働きたいと思うとも限りません。

だからこそ、会社の仕事をしながら、自分にも経験を貯めていく。

今日やった仕事で、自分は何ができるようになったのか。

この仕事の経験は別の会社でも使えるのか。

今使っているスキルは5年後にも使えるのか。

たまにはそんなことを考えてみてもいいと思います。

会社のために働きながら、自分のためにも働く。

派遣社員の方たちを見ていると、そんな働き方を考えさせられます。

正社員だから安心。

同じ会社に長く勤めているから大丈夫。

そう思って会社の中だけを見ていると、いつの間にか井の中の蛙になっているかもしれません。

たまには会社の外を見てみる。

取引先の仕事のやり方を知る。

違う業界の人と話してみる。

新しいスキルを勉強してみる。

小さなことでいいと思います。

会社を辞めなくても、外の世界を見ることはできます。

私もサラリーマンとして会社に勤めながら、できるだけ会社の外を見るようにしていきたいと思っています。

会社の常識だけで固まらない。

どこへ行っても、それなりに仕事ができる。

そんなサラリーマンになれれば、会社にしがみつかなくても生きていける気がします。

それが結果的に、一番安心できる正社員の生き方なのかもしれません。

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