採用面接だけで仕事ができる人は見抜けない!サラリーマンが感じる中途採用の難しさ

会社で求人募集してもなかなかベストマッチが起こらない サラリーマンについて

会社で人材を募集しても、なかなか思い通りの人が採用できない。

中途社員や派遣社員を募集する際、会社としては当然、仕事ができる人に来てもらいたいと思っています。

しかし、実際に採用してみると、期待していた能力と大きく違うことがあります。

私自身、採用の決定権はありませんが、面接に携わった経験があります。

その経験から、今では一つの結論に至っています。

面接だけで、その人が仕事のできる人なのかを判断するのは難しい。

もちろん、人事の仕事を長年経験している方であれば、人を見る目が鍛えられているのかもしれません。

しかし、普段は普通のサラリーマンとして働いている私には、短時間の面接だけで相手の能力を見極めることはできません。

そして、この採用時の判断ミスが、後々大きな問題になることがあります。


サラリーマンが感じる採用面接の限界

採用面接では、これまでの職歴や経験、得意な業務などを確認します。

どのような会社で働いてきたのか。

どのような仕事を担当していたのか。

パソコンはどの程度使えるのか。

コミュニケーション能力はあるのか。

いろいろと質問します。

しかし、基本的には本人が話した内容を信用するしかありません。

例えば、営業経験が豊富だと言われても、実際に営業活動をしている姿を見るわけではありません。

資料作成が得意だと言われても、その場で資料を作ってもらうわけではありません。

結局、面接で確認できるのは、本人が説明する能力と受け答えの様子くらいです。

面接で話すのが上手な人が、必ずしも仕事ができるとは限りません。

反対に、面接で緊張してうまく話せなかった人が、実際には優秀な人材である可能性もあります。

面接が上手な人と、仕事ができる人は別物だと思います。


パソコンができるという言葉ほど曖昧なものはない

特に難しいと感じるのが、パソコン技能の確認です。

履歴書や職務経歴書には、よく次のような内容が書かれています。

  • Word、Excelの基本操作が可能
  • Excelの関数が使用できる
  • PowerPointで資料作成ができる
  • パソコン操作に問題なし

一見すると、十分に仕事を任せられそうです。

しかし、このできるという言葉には明確な判断基準がありません。

Excelの関数ができるという人でも、SUM関数を使えない場合があります。

セルに直接、A1+A2という計算式を入力することができるので、関数ができると認識している人もいます。

一方、採用する側は、SUM関数やIF関数、VLOOKUP関数などを使い、データを集計できる人を想像していたりします。

同じExcelができるという言葉でも、双方が想像している能力には大きな差があります。

採用する側としては、当然できるだろうと思っていたことが、実際にはできない。

そこで初めて能力の違いに気づきます。

しかも、本人が嘘をついていたとは限りません。

本人は本当にExcelができると思っているのです。

できる、できないの判断基準が共有されていないことが問題なのだと思います。


サラリーマンの現場で始まる採用後の苦労

採用が決まり、いざ仕事を始めてもらう。

最初は誰でも慣れない環境なので、多少仕事ができなくても仕方がありません。

会社独自のルールや業務の進め方を覚える必要もあります。

しかし、しばらくすると違和感が出てきます。

あれ、この仕事もできないのか。

これも教えないといけないのか。

想定していたよりも、ずいぶん時間がかかるな。

最初は丁寧に教えていますが、いつまで経っても期待していた仕事を任せられないことがあります。

本来であれば、新しい人が入ることで既存社員の仕事が軽減されるはずです。

ところが、逆に仕事が増えてしまう。

自分の仕事を進めながら、新しく入った人の仕事も確認する。

間違いがあれば修正する。

教えた内容をもう一度説明する。

結局、自分でやった方が早いという状況になります。

これでは、何のために人を採用したのかわからなくなります。

もちろん、新しい人を育てることも会社の仕事です。

しかし、経験者として採用した人に、未経験者と同じような教育が必要になるのであれば、採用時の想定と違ってきます。


派遣社員と中途社員では採用ミスマッチの影響が違う

派遣社員の場合、契約期間があります。

期待していた能力と違っていた場合でも、契約条件や法令に従い、契約更新をしないという判断ができることがあります。

もちろん、派遣社員だから簡単に契約を終了してよいという話ではありません。

ただ、期間が定められているという点では、会社側も人員計画を見直す機会があります。

一方、中途採用の正社員の場合は事情が異なります。

採用した以上、会社には雇用を継続する責任があります。

仕事が期待どおりにできないからといって、簡単に辞めてもらうことはできません。

日本では、解雇にも法律上の厳しい制約があります。

そのため、能力が合わなかった場合には、教育や配置転換、業務の見直しなどを考える必要があります。

これがなかなか大変です。

採用された本人にとっても、できない仕事を任され続けるのは苦痛だと思います。

周囲から期待されている仕事ができず、本人も居心地が悪くなってしまう。

採用のミスマッチは、会社だけでなく採用された本人にとっても不幸なことです。


サラリーマンが考える採用ミスマッチを防ぐ方法

では、どうすれば採用のミスマッチを減らせるのでしょうか。

私は、面接以外にも実際の能力を確認する仕組みが必要だと思います。

例えば、Excelを使用する仕事であれば、簡単な実技試験を実施する。

実際の業務に近いデータを用意して、集計してもらう。

SUM関数が使えるのか。

IF関数が使えるのか。

データの並べ替えやフィルター操作ができるのか。

このようなことを確認すれば、少なくともExcelの能力については、面接だけの場合より正確に判断できます。

また、資料作成が必要な仕事であれば、簡単な資料を作ってもらう。

文章を書く仕事であれば、短い文章を書いてもらう。

営業職であれば、顧客への提案を想定した簡単なロールプレイングを実施する。

すべての能力を確認することはできませんが、実際の仕事に近い内容を試してもらうことには意味があると思います。

筆記試験や適性検査も、職務に合ったものを組み合わせれば参考になります。

ただし、試験を増やせば必ず優秀な人が採用できるわけでもありません。

試験が得意な人と仕事ができる人も、必ずしも同じではないからです。

重要なのは、採用する側が何を求めているのかを明確にすることだと思います。


そもそも会社が求める人材像は明確なのか

採用される側の能力ばかりを問題にしてしまいましたが、採用する会社側にも問題があると思います。

例えば、求人票にExcelが使える人と書いてあったとします。

これでは、どの程度の能力が必要なのかわかりません。

単純なデータ入力ができればよいのか。

関数を使った集計が必要なのか。

大量のデータを分析する必要があるのか。

求める仕事内容によって、必要な能力は大きく変わります。

にもかかわらず、採用する側が具体的な基準を決めていなければ、応募する側も正しく判断できません。

さらに、現場で必要としている能力と、人事が求人票に記載している内容が違っている可能性もあります。

現場は即戦力が欲しい。

人事は一定の経験があればよいと考えている。

応募者は基本操作ができれば問題ないと思っている。

それぞれが違う人材像を想像していたら、採用後にミスマッチが起こるのも当然です。

採用する前に、現場と人事が必要な能力を具体的にすり合わせる必要があります。


サラリーマンとして人事の仕事の重要性を感じる

私は採用の専門家ではありません。

普段は普通のサラリーマンとして仕事をしているだけです。

だからこそ、面接に携わってみて、人を採用することの難しさを感じました。

短時間の面接で相手の能力を判断する。

会社に合う人なのかを見極める。

採用後に活躍してもらえるのかを考える。

なかなか難しい仕事です。

採用の専門家であっても、すべてを見抜くことはできないと思います。

しかし、採用基準を整えたり、面接以外の選考方法を取り入れたりすることで、ミスマッチを減らすことはできるはずです。

人事の仕事は、単に人を集めて採用することではないのだと思います。

会社が必要とする能力と、応募者が持っている能力を正しく結びつけること。

そこに人事の専門性があるのではないでしょうか。


採用は入社がゴールではない

人手不足になると、会社は早く人を採用したくなります。

現場としても、少しでも早く人が増えてほしい。

私も仕事が忙しければ、早く人を入れてほしいと思います。

しかし、焦って採用しても、期待していた仕事を任せられなければ意味がありません。

むしろ、現場の負担が増える可能性もあります。

一方で、採用された人も、能力以上の仕事を期待されれば苦労します。

どちらにとってもよい結果にはなりません。

だからこそ、採用前に確認できることは確認しておく必要があります。

採用面接で感じがよかった。

受け答えがしっかりしていた。

職歴も問題なさそうだった。

それだけで判断するのではなく、実際に必要な仕事ができるのかを確認する。

採用される側も、自分ができることとできないことを具体的に説明する。

その積み重ねが大切なのだと思います。

そして、私自身も採用される側になる可能性があります。

そのときに、自分ができると思っている仕事と、転職先が期待している仕事に違いがないかを確認する必要があります。

今の会社で仕事ができると思われていても、別の会社で同じように通用するとは限りません。

採用は人を入れることが目的ではなく、入社後にお互いが納得して働けることが大切です。

人を採用する難しさを感じると同時に、自分自身の能力についても客観的に考えておきたいと思いました。

明日からでも、自分の仕事の能力を具体的に説明できるか、一度整理してみようと思います。

サラリーマンとして、今の会社だけで通用する人間にはなりたくありませんからね。

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