雨上がりの帰り道。に
歩道を歩いていると、前方に3人組のサラリーマンがいました。
3人とも手には透明なビニール傘。
雨はすでに上がっているので傘は閉じています。
その閉じた傘を少し斜めに持ちながら歩いている姿を見て、なぜか私はこう思いました。
サラリーマン戦士だ。
透明な傘は剣。
ワイシャツは鎧。
革靴は戦闘用ブーツ。
3人並んで歩いている姿は、仕事という戦場を終えて、次の戦場へ向かう戦士たちのように見えました。
おそらく次の戦場は居酒屋です。
毎日の通勤では、ただ通り過ぎてしまうような光景ですが、少し見方を変えるとサラリーマンの日常というのは面白いものです。
飲み会に向かう3人組サラリーマン
3人の様子を見る限り、おそらくこれから飲み会なのでしょう。
仕事帰りのサラリーマンは、駅に向かう時には疲れた顔をしていることが多いです。
ところが飲み会に向かっていると思われる人たちは少し違います。
言葉数が増えます。
歩くスピードもちょっと軽快です。
普段会社では静かそうな人でも、飲み会に向かう時には急に楽しそうに話していたりします。
会社という戦場から解放され、これから酒が飲める。
その期待感がサラリーマンを少し元気にしているのかもしれません。
雨上がりの3人組も、まさにそんな雰囲気でした。
透明な傘という剣を持ちながら、楽しそうに歩いていました。
気の知れた仲間との飲み会は楽しい
会社の飲み会という言葉を聞くだけで嫌になる人もいると思います。
上司に気を遣う飲み会。
取引先との接待。
断りにくい部署の飲み会。
こういう飲み会は確かに疲れます。
しかし、気の知れた仲間との飲み会は別です。
普段仕事中には話せないことを話したり、くだらないことで笑ったりする時間は楽しいものです。
仕事で嫌なことがあった日も、
まあ飲もうぜ。
となれば、少しだけ気持ちが楽になります。
サラリーマンにとって、こうした時間も必要なのだと思います。
毎日真面目に仕事だけをしていたら疲れてしまいます。
時には何も考えず、仲間とくだらない話をする時間があってもいい。
サラリーマンの飲み会は結局愚痴大会になる
ただ、会社の人との飲み会には一つ問題があります。
かなり高い確率で仕事の愚痴になります。
最初は趣味の話。
家族の話。
最近買ったものの話。
そんな雑談をしていたはずなのに、酒が進むにつれて仕事の話になります。
あの部署はどうだ。
あの上司はどうだ。
会社の制度がおかしい。
給料が上がらない。
そして最終的には、
会社は何も分かっていない。
みたいな話になります。
私自身もこういう話をしてしまうことがあります。
その瞬間は楽しいのです。
共感してもらえるだけでストレスも発散できます。
ただ家に帰ったあと、少し考えることがあります。
今日の3時間で何が残ったのだろう。
楽しかった。
ストレスも減った。
それなら十分なのかもしれません。
でも毎週のように同じメンバーで、同じ会社の愚痴を言っていたら、少しもったいない気もします。
飲み会の3時間で何ができるだろう
飲み会に行くと、だいたい2時間から3時間くらい使います。
移動時間まで含めれば、もっと長くなることもあります。
3時間あったら何ができるでしょうか。
ブログの記事を一本書けるかもしれません。
本を数十ページ読めるかもしれません。
ギターを練習できるかもしれません。
資格の勉強もできます。
副業に取り組むこともできます。
家族とゆっくり過ごすこともできます。
もちろん家でゴロゴロしてもいいでしょう。
何か成果を出さなければいけないわけではありません。
大切なのは、自分でその時間の使い方を選ぶことだと思います。
なんとなく誘われたから飲みに行く。
なんとなく毎週参加する。
これを続けていると、自分の時間は少しずつ消えていきます。
サラリーマンほど自分の時間を意識した方がいい
サラリーマンは自分が思っている以上に会社へ時間を使っています。
朝起きて会社へ向かう。
通勤する。
8時間ほど働く。
残業する。
また電車に乗って家へ帰る。
一日の大部分を仕事に使っています。
だからこそ、仕事が終わった後の数時間は貴重です。
その時間を何に使うのか。
飲み会に使うのか。
趣味に使うのか。
家族と過ごすのか。
副業に使うのか。
何もしない時間にするのか。
どれが正解ということはありません。
ただ、自分で選んでいるという感覚は持っていたいと思います。
会社に一日の大部分を使い、残った時間まで周囲に流されてしまったら、自分の人生なのに自分で使える時間がほとんどなくなってしまいます。
飲み会に行くか家に帰るかに正解はない
人生は長いようで短い。
短いようで長い。
20代の頃には時間は無限にあるように感じていました。
しかし年齢を重ねていくと、自由に使える時間には限りがあることを少しずつ感じるようになります。
だからといって、飲み会を全部断る必要はありません。
仲間と酒を飲む。
笑う。
愚痴を言う。
そういう時間も人生です。
一方で家に帰ってブログを書く。
ギターを弾く。
本を読む。
新しいことを勉強する。
そういう時間も人生です。
どちらを選んでも間違いではありません。
サラリーマン戦士も時には一人で帰ろう
私は自分の時間も大切にしたいので、しょっちゅう飲み会に行くことはやめるようにしています。
飲みに行きたい日は行く。
今日は家でやりたいことがあると思えば帰る。
それくらいでいいと思います。
雨上がりの道を歩いていた3人のサラリーマン戦士たち。
透明な傘という剣を持ちながら、楽しそうに次の戦場へ向かっていました。
あの3人はきっと、その夜を楽しく過ごしたのでしょう。
それもいい時間の使い方です。
でも私は、その姿を眺めながら家へ帰りました。
ブログを書いたり、ギターを弾いたり、自分の好きなことをするためです。
サラリーマンとして会社で働く時間は、自分だけではなかなか自由に変えられません。
だからこそ、会社を出たあとの時間くらいは自分で選びたい。
飲み会へ向かうのも自由。
真っすぐ家へ帰るのも自由。
大切なのは周囲に流されるのではなく、
今日は自分の時間を何に使おうか。
そう考えて選ぶことなのだと思います。
明日の仕事を変えるのは難しくても、今日の仕事帰りの2時間なら変えられます。
その小さな選択の積み重ねが、数年後の自分を少しずつ変えていくのかもしれません。


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