サラリーマンになりたくてサラリーマンになった話

サラリーマンについて

自営業の家庭で育った子供時代

私は、サラリーマンになりたくてサラリーマンになった。

「仕方なく会社員になった」のではない。

むしろ、
子供の頃の生活が、
私をサラリーマンという道へ向かわせたのだと思う。

私の家は自営業だった。

父親は朝が早い。

私がまだ寝ている間に家を出て、
帰ってくるのは夜の8時、9時。

土日も仕事のことがあった。

子供の頃の私は、
「休日に家族で出かける」という感覚が、
あまり分からなかった。

サラリーマン家庭への憧れ

旅行へ行った記憶もほとんどない。

大学卒業までに行った旅行は、
飯能と熱海くらい。

遠出といえば、
実家から40分ほどの祖父母の家。

あとは親の趣味の釣りについて行く。

それが我が家の休日だった。

周囲の友達も、
そこまで頻繁に旅行へ行っていたわけではない。

でも、
どこかで私は感じていた。

「うちは少し違うかもしれない」

と。

外食の記憶と白い椅子の中華料理屋

外食も、
いつも同じ店だった。

白い椅子が特徴的な中華料理屋。

外食=その店。

今思えば、
「家族で毎回同じ店へ行く」というのも、
少し独特だったのかもしれない。

でも、
子供の頃の私は、
それが普通だと思っていた。

サラリーマンと乗用車への憧れ

親の車も、
いわゆるファミリーカーではなかった。

仕事道具が積まれた作業車。

祖父母の家へ行く時も、
釣りへ行く時も、
いつもその車だった。

私は成長する中で気づいた。

「車って、本当は家族で出かけるためのものなんだ」

「乗用車って、娯楽や生活のために使うものなんだ」

と。

作業道具が積まれた車で出かけるのは、
実は少し珍しいことだった。

だからこそ私は、
普通のサラリーマンになって、
普通の乗用車を持って、
普通に休日を過ごす生活に憧れた。

団地暮らしと庭への憧れ

住んでいたのは団地。

裕福な家庭ではなかった。

だから、
庭のある家にも憧れた。

休日に家族で出かけること。

乗用車があること。

庭があること。

そんな“普通”に、
私はずっと憧れていたのだと思う。

しかし、庭のある生活ではなく、
生活のこともありマンションに住んでいる。

サラリーマンになって気づいたこと

そして私は、
サラリーマンになった。

毎月給料が入る。

土日に休める可能性がある。

家族との予定を立てやすい。

それは、
子供の頃の私が憧れていた世界だった。

もちろん、
サラリーマンにも苦労はある。

満員電車。

上司。

人間関係。

理不尽。

自由の少なさ。

でも、
「安定」というものは、
実際に経験してみると、
とても価値のあるものだった。

父親への感謝と尊敬

今なら分かる。

父親は、
自分の力だけで家族を支えていた。

土日も働き、
朝早くから夜まで働き、
大学まで行かせてくれた。

それは簡単なことではない。

自営業が悪いわけではない。

むしろ、
自分で仕事を取り、
家族を守り続けた父親を、
今ではとても尊敬している。

サラリーマンだから見える景色もある

人は、
自分にないものへ憧れる。

自営業の家庭で育てば、
安定に憧れる。

サラリーマン家庭で育てば、
自由に憧れる。

どちらが正しいわけでもない。

ただ、
自分の過去が、
今の選択につながっている。

だから、
毎日会社へ向かうサラリーマンへ伝えたい。

あなたが当たり前だと思っている生活は、
誰かにとっての憧れかもしれない。

休日があること。

毎月給料が入ること。

家族との予定を立てられること。

それは、
決して小さな価値ではない。

サラリーマンの次のステージへ

ただ最近、
私はこうも思うようになった。

「サラリーマンになれたから終わり」
ではない。

むしろ、
ここからが次のステージなのだと。

子供の頃、
私は“安定”に憧れていた。

そして、
その世界へ来ることができた。

だから次は、
会社だけに依存しない力を身につけたい。

ブログ。

SNS。

発信。

副業。

積み上げ。

少しずつでも、
会社の外でも生きていける力を作っていきたい。

サラリーマン経験は武器になる

サラリーマン経験は、
決して無駄ではない。

毎日働き、
人間関係を経験し、
理不尽を耐え、
責任を背負ってきた。

その経験は、
次の挑戦の土台になる。

だから私は、
サラリーマンになったことを誇りに思う。

そして、
その経験を持ったまま、
次の世界へ進みたい。

会社に人生を支配されるのではなく、
会社で得た経験を武器にして、
次のステージへ向かう。

そんな生き方を、
これからは目指していきたいと思う。

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