リゲインの「24時間戦えますか?」から考える令和のサラリーマンの働き方

24時間戦えますか サラリーマンについて

昭和の終わりから平成の始まりにかけて、強烈なインパクトを残したテレビCMがあります。

栄養ドリンク、リゲインのCMです。

「24時間戦えますか?」

このキャッチコピーを覚えている人も多いのではないでしょうか。

私は当時まだ小学生くらいだったと思います。

当然、サラリーマンでもありませんし、24時間働くことの大変さなんてまったく分かっていません。

それでも、この言葉は今でも頭の中に残っています。

それだけ強烈なキャッチコピーだったということなのでしょう。

今になってサラリーマンとして働き、この言葉を聞くと、子どもの頃とはまったく違った意味に聞こえてきます。

24時間なんて戦えるわけがありません。

8時間働くだけでも疲れます。

通勤、残業まで含めたら、一日の大半を会社に使っているサラリーマンも少なくありません。

それでも、あの時代には24時間戦えますかという言葉が世の中に受け入れられていました。

時代が変われば、働くことに対する価値観も大きく変わるのだと思います。


サラリーマンが24時間戦うことを求められた時代

リゲインが誕生したのは1988年。

日本がバブル景気に沸いていた時代です。

「24時間戦えますか?」という言葉とともに、世界を飛び回って働くビジネスマンの姿がCMで描かれました。

今見るとものすごい世界観ですが、当時は猛烈に働くサラリーマンが一つの格好いい姿として見られていたのかもしれません。

会社のために働く。

長時間働く。

海外へ行って働く。

仕事で結果を出す。

働けば働くほど会社も成長し、給料も上がり、日本全体も豊かになっていく。

そんな感覚を持てる時代だったのであれば、24時間戦うという言葉にも今とは違った響きがあったのでしょう。

しかし、現在のサラリーマンが同じ言葉を聞いたらどうでしょう。

24時間なんて無理。

早く帰りたい。

有給を取りたい。

残業したくない。

そんな反応になる人も多いと思います。

私もその一人です。


令和では「24時間戦えますか?」とは簡単に言えない

令和の今、企業が社員に向かって「24時間戦えますか?」と宣伝したら、かなり話題になると思います。

長時間労働や過重労働を連想する人もいるでしょう。

働き方改革が進み、残業時間や有給休暇、ワークライフバランスなどが重視される時代になりました。

昔は長く働いている人が頑張っている人と評価される会社も多かったのかもしれません。

しかし、今は違います。

短い時間で成果を出す。

無駄な仕事を減らす。

休むときは休む。

仕事だけではなく、自分の生活も大切にする。

こうした考え方が以前より広がっています。

これは悪いことではありません。

むしろ、会社のために身体を壊すまで働く必要はないと思います。

会社は人生の一部であって、人生そのものではありません。

サラリーマンには会社以外にも家族があり、趣味があり、自分の時間があります。

24時間すべてを会社に差し出す必要はありません。


起業家には24時間戦っている人もいる

一方で、起業している人の話を聞いていると、本当に24時間仕事のことを考えているのではないかと思う人もいます。

寝る直前まで仕事。

朝起きた瞬間から仕事。

食事をしていても仕事のアイデアを考える。

お風呂に入っていても新しいサービスについて考える。

本人にとって仕事と遊びの境界線がなくなっている状態です。

これなら24時間戦える人もいるのかもしれません。

ただし、会社から命令されて24時間働くこととはまったく意味が違います。

自分がやりたくて没頭しているのと、給料をもらうためにやりたくない仕事を続けるのでは、疲れ方も違うと思います。

もちろん好きなことでも無理を続ければ身体を壊します。

睡眠を削り続けるような働き方を勧めたいわけではありません。

ただ、人間は自分で選んだことには驚くほど集中できることがあります。


サラリーマンは好きではない仕事だから疲れるのか

サラリーマンとして働いていると、自分がやりたい仕事だけを選べるわけではありません。

興味のない資料を作る。

必要性を感じない会議に参加する。

上司から頼まれた仕事をする。

面倒な調整をする。

本当はやりたくなくても、給料をもらっている以上やらなければならない仕事があります。

これがサラリーマンの疲れにつながっている部分もあるのではないでしょうか。

好きなゲームなら休日に何時間でもできます。

好きなギターなら時間を忘れて弾けます。

好きなブログなら、仕事から帰ってきた後でも書けることがあります。

ところが会社の資料になると、30分でも疲れる。

不思議なものです。

同じ一時間でも、自分からやりたい一時間と、誰かにやらされる一時間では体感がまったく違います。

だからこそサラリーマンは、会社以外に自分からやりたいことを一つ持っておくといいのではないかと思います。


1時間でも戦ってほしいサラリーマンもいる

そして会社の中を見渡すと、24時間どころか1時間くらい戦ってほしいと思う人もいます。

朝会社に来る。

パソコンを開く。

ニュースを見る。

インターネットを見る。

何となくメールを見る。

昼になる。

ご飯を食べる。

午後も何となく時間を過ごす。

そして定時になったら帰る。

何を生産しているのか分からない。

そんな人を見たことがあるサラリーマンもいるのではないでしょうか。

24時間戦う必要なんてありません。

本当なら勤務時間の8時間しっかり働いてほしいところですが、まずは1時間でもいい。

集中して何か一つ終わらせる。

一つ改善する。

一人のお客さんのために動く。

一つ新しい仕事を作る。

それだけでも、ただ会社にいるだけの8時間とは大きな違いがあります。

長時間働けば偉いわけではありません。

短い時間でも何かを生み出すことの方が重要なのではないでしょうか。


サラリーマンに必要なのは24時間ではなく集中する1時間

令和のサラリーマンに24時間戦えと言うつもりはありません。

むしろ、しっかり寝た方がいいです。

休みの日には休んだ方がいい。

疲れているならゴロゴロする日があってもいい。

でも、自分が変わりたいと思っているのであれば、一日のどこかで少しだけ戦う時間を作ってもいいと思います。

資格の勉強をする。

本を読む。

ブログを書く。

副業を始める。

AIを勉強する。

運動をする。

転職について調べる。

会社の仕事を改善する。

何でも構いません。

24時間は必要ありません。

まず30分でもいい。

できれば1時間。

毎日1時間、自分の未来のために使ったとします。

一年続ければ365時間です。

何となくスマホを見て終わる365時間と、自分のために積み上げた365時間では、一年後にかなり違いが出るはずです。


24時間戦えなくてもサラリーマンは1時間なら戦える

24時間戦えますか。

今の時代に聞くと、とんでもない言葉に感じます。

しかし、言葉を少し変えてみます。

1時間戦えますか。

これならどうでしょう。

会社のために24時間働く必要はありません。

自分の人生のために1時間使う。

私はこのくらいが令和のサラリーマンにはちょうどいい気がします。

昔の企業戦士のように、すべてを会社に捧げる必要はありません。

会社では給料をもらうために働く。

家に帰ったら、自分の未来のためにも少し働く。

もちろん疲れている日は休む。

そして元気な日にまた少し進む。

24時間戦い続けることはできません。

でも1時間ならできるかもしれない。

今日何となくスマホを見ようとしているその1時間を、自分がやってみたかったことに使ってみる。

それだけでも十分な一歩です。

令和のサラリーマンに必要なのは、24時間戦う根性ではありません。

自分のために使う1時間を作ることなのだと思います。

コメント

タイトルとURLをコピーしました