会社で仕事をしていると、ふと仕事のアイデアが出てくることがあります。
この作業、あのシステムを使ったらもっと楽になるんじゃないか。
こんな商品を作ったら売れるんじゃないか。
このやり方を変えれば、もっと早く仕事が終わるんじゃないか。
毎日仕事をしているからこそ、現場にいるサラリーマンにしか思いつかないアイデアもあります。
しかし問題は、
思いついてから実際に始めるまでがとにかく長い。
会社で今までと違うことを始めようとすると、思った以上に簡単には進みません。
私は最近、
会社という場所は仕事をする場所であると同時に、調整をする場所でもあるのだと思うようになりました。
そして、その調整だけでかなりの時間を使っています。
サラリーマンがアイデアを出すと否定的な人が現れる
新しいアイデアを出すと、
こんな場合はどうするの?
問題が起きたらどうするの?
今のやり方でよくない?
本当に効果あるの?
さまざまな意見が出てきます。
ただ、これはすべて悪いことだとは思いません。
私自身も誰かからアイデアを聞くと、
こんなケースではどうなるのだろう。
ここに問題が起きる可能性はないだろうか。
と色々考えてしまいます。
アイデアに最初から100%完璧なものなどありません。
だからこそ検証する必要があります。
問題なのは、
そんなのやっても意味ないよ
というように、理由も代案もなく否定だけされてしまうことです。
これが何度も続くと、
どうせ言っても無駄だから黙っておこう。
となります。
せっかく現場から改善案が出ていたとしても、そのアイデアが表に出てこなくなってしまう。
これは会社にとってかなりもったいないことだと思います。
新しいことを始める前に管轄部署探しが始まる
会社で新しいことを始めようとした時、
最初に困るのが、
これって誰に相談すればいいんだ?
という問題です。
システムなら情報システム部なのか。
個人情報が関係するなら法務なのか。
Web関係なら広報なのか。
商品なら商品開発なのか。
予算が絡むなら経理なのか。
そもそも最初に誰へ相談すればいいのか分からない。
以前、十数人程度の会社で働いたことがあります。
そのくらいの規模であれば、
これやりたいんですけど。
いいんじゃない。
くらいの会話で話が進むこともあります。
しかし会社が大きくなればなるほど、
誰が何を担当しているのか分からなくなります。
何かを始める前に、
担当者を探す仕事
が発生します。
サラリーマンは仕事をする前に社内調整をしている
ようやく管轄部署が分かっても終わりではありません。
担当部署へ相談する。
関係部署へ相談する。
上司へ説明する。
必要なら資料を作る。
予算を確認する。
根回しをする。
修正する。
もう一度説明する。
最後に稟議を出す。
ここまでやって、
ようやくスタート地点です。
少し大げさに聞こえるかもしれませんが、大きな会社で働いているサラリーマンであれば似たような経験があるのではないでしょうか。
何か新しいことを始めたいと思っただけなのに、
正式に始められるまで数ヶ月経っていた。
そんなことも珍しくありません。
一人なら10分で決められることが会社では3ヶ月かかる
これがもし自分一人の事業だったらどうでしょうか。
Webサイトを作りたい。
作る。
ブログを書きたい。
書く。
商品を売ってみたい。
売ってみる。
動画を公開したい。
公開する。
基本的には自分で決められます。
もちろん法律や契約、税金など守らなければいけないルールはあります。
しかし、
上司の承認待ち
という時間はありません。
会社では3ヶ月かかる判断が、自分一人なら10分で終わってしまうこともあると思います。
このスピードの差はかなり大きいです。
サラリーマン人生を社内調整だけで使いたくない
会社員として働いている以上、社内調整は必要です。
会社は自分一人のものではありません。
多くの人が集まり、多くのお金を使い、多くのお客さんと取引をしています。
誰か一人が好き勝手に決めてしまえば問題が起きることもあります。
だから承認や確認が必要なのは分かります。
ただ、
自分の人生すべてまで、そのスピードに合わせる必要はない
とも思います。
会社で何かを始めようとするたびに数ヶ月。
調整。
説明。
承認待ち。
また調整。
そんなことばかりやっていたら、
社内調整をしている間に人生が終わってしまうんじゃないか。
と思うことがあります。
自分で決められる場所を一つ持ってみる
そこで私は、
自分で決められることをやる
というのが大切なのではないかと思っています。
何もいきなり会社を辞めて起業する必要はありません。
副業でもいい。
ブログでもいい。
YouTubeでもいい。
音楽制作でもいい。
プログラミングでもいい。
小さなネットショップでもいい。
自分が決めて、自分が行動できる場所を一つ持つ。
それだけでも会社とはまったく違う感覚があります。
サラリーマンこそ副業で意思決定の速さを体験してみる
例えば会社でWebサイトの記事を書く場合、
この記事を公開したいです。
と提出して、
誰かに確認してもらいます。
ここを直してください。
この表現は変えてください。
この部分はいらないと思います。
そんな修正が入り、また書き直す。
場合によっては何人もの確認が必要になります。
しかし自分のブログなら違います。
書く。
読み直す。
公開する。
これだけです。
公開ボタンを押す権限を自分が持っています。
もちろん公開した内容への責任も自分にあります。
否定的なコメントが来る可能性もあります。
失敗することもあります。
それでも、
自分で決めて失敗できる
というのは結構大きな経験だと思います。
自分で決めると行動量が一気に増える
会社では、
アイデアを思いつく。
相談する。
資料を作る。
説明する。
承認をもらう。
実行する。
という流れになります。
自分の活動なら、
アイデアを思いつく。
実行する。
極端に言えばこれだけです。
だから試せる回数が増えます。
1回失敗したら次。
またダメなら次。
少し良かったら改善。
この繰り返しができます。
結局、何かを上達させるには試行回数が重要です。
会社では1年間に3回しか試せないことでも、自分の活動なら100回試せるかもしれません。
この差は数年経った時にかなり大きくなると思います。
サラリーマン生活とは別に自分の人生を動かしてみる
会社で働くことを否定したいわけではありません。
会社という仕組みがあるからこそ、大きな仕事ができます。
一人では扱えない金額を扱ったり、一人では作れない商品を作ったり、大勢の人と協力して仕事ができます。
会社にいるから経験できることもたくさんあります。
ただその一方で、
会社ではできない経験
もあります。
自分で決める。
自分で作る。
自分で公開する。
失敗する。
修正する。
また挑戦する。
この経験は、自分で何かをやらなければなかなか得られません。
だからサラリーマンこそ、
会社とは別に小さな自分の事業を持ってみてもいいと思います。
いきなりお金を稼げなくてもいい。
月100円でもいい。
最初は0円でもいい。
自分で決めて、自分で動かす経験をすることに意味があります。
今日一つだけ自分で決めて動いてみる
会社にいると、
誰かの許可を待つ
という行動が当たり前になります。
しかし自分の人生まで許可待ちにする必要はありません。
ブログを書こうと思ったら1記事書く。
音楽を作ろうと思ったら1曲作る。
動画を出そうと思ったら1本公開する。
勉強しようと思ったら10分だけ始める。
誰にも稟議を出す必要はありません。
誰にも根回しする必要もありません。
自分で決めていい。
会社では数ヶ月かかることが、自分の活動なら今日始められます。
サラリーマンとして会社のスピードで働きながら、
会社の外では自分のスピードで動く。
この二つを持っておけば、人生は少し面白くなると思います。
会社の承認を待っている間にも、
自分の人生の承認ボタンだけは、
自分で押していきたいものです。


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