毎日ほぼ同じ時間に家を出て、同じ電車に乗って会社へ向かう。
サラリーマン生活を長く続けていると、通勤途中に毎日のように見かける人が出てきます。
もちろん名前は知りません。
どこの会社で働いているのかも、何の仕事をしているのかも知りません。
話したこともありません。
それでも毎日同じ時間に通勤していると、
今日もいるな。
と思うようになります。
相手も、もしかしたら私のことを見て、
今日もあのサラリーマンいるな。
と思っているのかもしれません。
そんな名前も知らない人たちを見ながら、
この人は何時に家を出ているのだろう。
何時から仕事なのだろう。
家から会社まで何分くらいなのだろう。
そんなことを勝手に想像するのが、少し面白かったりします。
サラリーマンの通勤は家を出た瞬間から始まっている
まず家を出て、駅へ向かいます。
その途中にも毎朝見かける人がいます。
私が家を出たばかりなのに、その人はすでに職場の近くまで来ているようです。
おそらく私より30分、もしかしたら1時間くらい前には家を出ているのでしょう。
私にとっては、
さあ、今日も会社へ行くか。
という時間なのに、その人にとっては、
もうすぐ会社に到着する。
という時間です。
同じ朝でも、まったく違います。
家から会社までの距離によって、サラリーマンが自由に使える時間は大きく変わります。
朝の30分はかなり大きいです。
30分あれば、少しゆっくり寝られます。
朝ご飯を落ち着いて食べることもできます。
1時間違えば、さらに大きい。
毎日のことなので、年間で考えれば相当な時間になります。
駅に着くと私と同じスタートを切る人たちがいる
駅に着くと、またいつもの顔ぶれがいます。
この人たちは私と同じような時間に駅へやってきます。
ここから電車に乗って、それぞれの職場へ向かいます。
私と同じスタート地点に立っている人たちです。
毎朝見ているので、なんとなく顔を覚えてしまいます。
いつも同じ場所で電車を待っている人。
いつもスマホを見ている人。
急ぎ足でホームへ向かう人。
眠そうな顔をしている人。
みんな名前も知らない人ですが、平日の朝になると自然と同じ場所に集まってきます。
考えてみれば不思議です。
それぞれ違う会社で働き、違う仕事をして、違う生活をしているのに、朝の数分間だけ同じ場所に集まる。
そして電車が来ると一斉に乗り込み、それぞれの会社へ運ばれていきます。
これもサラリーマンの日常です。
サラリーマンの職場の最寄り駅では逆のことを考える
電車に乗って、職場の最寄り駅に到着します。
そこから会社へ歩いていると、また別の顔ぶれを見かけます。
おそらく職場の近くに住んでいる人たちです。
この人たちは、私が家を出た時間にはまだ家にいたのかもしれません。
私が電車に揺られている間に起きて、準備をして、家を出てきた可能性もあります。
そう考えると、
この人は私より1時間くらい自由な時間が多いのではないか。
なんて思ってしまいます。
もちろん実際の生活は分かりません。
私より早く起きているかもしれないし、家に帰ってから仕事をしているかもしれません。
それでも職場までの距離だけを考えれば、近いというのはやはり強い。
通勤時間は給料が発生しません。
しかし、会社へ行くためには必要な時間です。
長距離通勤をしているサラリーマンほど、ここは一度考えてみてもいいのかもしれません。
帰宅すると朝に見た人と再びすれ違う
仕事が終わって家に帰ります。
職場の最寄り駅では、朝と違って毎日同じ人を見ることはあまりありません。
残業する日もあれば、早く帰れる日もあります。
飲みに行く人もいるでしょう。
朝は出社時間があるので人の動きがある程度そろいますが、帰宅時間はかなりバラバラです。
ところが、自宅の最寄り駅まで戻ってくると、
あれ、この人、朝も見たな。
という人に遭遇することがあります。
朝、私が家を出たころにはすでに職場へ向かっていた人です。
その人と夜にまたすれ違う。
そこで気づきます。
この人、朝は私より早く働き始めて、夜は私より遅くまで働いているのではないか。
もちろん勤務時間までは分かりません。
途中で休憩しているのかもしれませんし、勤務形態も違うでしょう。
それでも朝と夜の両方で同じ人を見ると、
この人も毎日大変なんだな。
と勝手に親近感が湧いてきます。
サラリーマンは同じ1日でも使える時間が違う
会社で働いていると、勤務時間ばかりを気にしてしまいます。
8時間勤務。
残業1時間。
今日は定時退社。
そんな感じです。
しかし実際の生活を考えると、仕事に使っている時間は勤務時間だけではありません。
朝起きて準備する時間。
駅まで歩く時間。
電車に乗っている時間。
乗り換える時間。
会社から家へ戻る時間。
これらも含めると、仕事のために使っている時間はかなり長くなります。
だからこそ、同じサラリーマンでも生活には大きな違いがあります。
会社まで15分の人と、片道1時間30分の人では、自由に使える時間が1日で2時間以上違うこともあります。
この差は大きいです。
資格の勉強をする。
副業をする。
運動する。
家族と過ごす。
何もしないでゴロゴロする。
どれをするにしても時間が必要です。
名前も知らないサラリーマンから自分の生活を考えてみる
毎日すれ違っている人たちが、どんな仕事をしているのか私は知りません。
もしかしたら大企業の偉い人かもしれません。
近所のお店で働いている人かもしれません。
夜勤明けの人かもしれません。
私と同じような普通のサラリーマンかもしれません。
分からないからこそ、いろいろ想像できます。
そして他人の働き方を勝手に想像していると、最終的には自分の働き方について考えることになります。
私は1日のうち、仕事のために何時間使っているのだろう。
今の通勤時間は当たり前なのだろうか。
あと30分自由な時間が増えたら何ができるだろう。
そんなことを考えてみるのも悪くありません。
通勤は毎日の繰り返しです。
ただ会社へ行って、家へ帰るだけだと思えば退屈です。
でも少し周りを見てみると、毎朝同じ場所ですれ違う人たちにも、それぞれの生活があります。
明日の朝も、おそらくいつもの顔ぶれに会います。
名前も知りません。
話すこともないでしょう。
それでも、
今日もお互い仕事ですね。
と心の中で勝手に思いながら、私はまた会社へ向かいます。
毎日の通勤も、少し見方を変えると意外と面白いものです。



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