ChatGPTのWorkとCodexはどう使い分ける?WordPress運用で失敗してわかった違い

WorkとCodexはどう使い分ける サラリーマンについて

ChatGPTには、通常のChat以外にもWorkやCodexがあります。

最近ChatGPTを使っている人の中には、

Workって何をするものなの?

Codexとは何が違うの?

WordPressの記事を書くならどちらを使えばいいの?

と迷っている人も多いのではないでしょうか。

私自身、この使い分けがよくわかっていませんでした。

WordPressの下書きまで自動でアップロードしてもらおうと思い、Codexを使ってみたことがあります。

ところが、その使い方で少し失敗しました。

Astraを使って作業をお願いしたところ、私の環境では5時間単位で管理されていた利用枠を、体感では15分ほどでかなり使い切ってしまったのです。

何時間も使えると思っていたので、

もう使えないの?

という状態になりました。

なぜこんなことになったのか。

原因を考えていくうちに、そもそもWorkとCodexの役割をきちんと理解せずに使っていたことに気づきました。

この記事では、私の失敗談をもとに、ChatGPTWorkとCodexをどのように使い分ければいいのかを考えてみます。

そもそもWorkとCodexは何が違うのか

OpenAI公式の説明を見ると、役割は比較的はっきり分かれています。

ChatGPTWorkは、調査、情報分析、文書作成、スプレッドシート、プレゼンテーション、レポート、Webサイト作成など、複数の工程が必要な仕事を任せるためのエージェントです。

一方、Codexはコードの作成、デバッグ、テスト、コマンド実行、コードレビュー、リポジトリを使った作業など、ソフトウェア開発や技術的な作業を得意としています。

ものすごく簡単に言えば、

Workは仕事をやってもらうもの。

Codexは仕組みを作ってもらうもの。

と考えると、かなりわかりやすくなります。

もちろん実際には境界線が完全に分かれているわけではありません。

Codexにもブラウザ操作機能がありますし、WorkでもWebサイトを作ることができます。

しかし、最初にどちらを選ぶか迷ったときには、

今回やりたいのは作業なのか?

それとも仕組み作りなのか?

と考えると判断しやすくなります。

WordPressの記事を下書きに入れるだけならWork

例えば、

ブログ記事を作成する。

WordPressを開く。

新規投稿を作る。

タイトルを入力する。

本文を入力する。

カテゴリーを設定する。

下書きとして保存する。

このような作業をお願いしたいのであれば、Workの考え方に近いです。

人間がWordPressの管理画面で行っている作業を、そのまま代わりにやってもらうイメージです。

記事を書くこと自体も、基本的にはプログラミングではありません。

調査して文章を書き、Webサービスを操作して完成物を作る。

これはWorkが得意としている領域です。

つまり、

今日の記事を作ってWordPressの下書きまで入れて。

というお願いなら、まずWorkを検討した方がわかりやすいと思います。

Codexを使った方がいいWordPress作業もある

ではWordPressでCodexを使う意味がないのかというと、そんなことはありません。

むしろWordPressとCodexはかなり相性がいいと思います。

ただし使う目的が違います。

例えば、

ChatGPTで作った記事をワンクリックでWordPressに送るツールを作る。

WordPressのRESTAPIを使って記事を自動投稿する。

記事作成画面に独自機能を追加するプラグインを作る。

過去記事を取得して内部リンク候補を自動表示する。

YouTubeのURLを入力したら曲紹介ページを自動生成する。

記事タイトル、本文、カテゴリー、タグ、ディスクリプションをまとめて登録する自分専用ツールを作る。

こういった作業であればCodexの出番です。

つまり、

毎回WordPressを操作してもらうのではなく、WordPressを操作しなくても済む仕組みを作る。

こちらがCodexの得意分野です。

Codexはコードの作成やレビュー、テスト、実行といったソフトウェア開発を目的としたAIエージェントとして位置づけられています。

私がCodexの利用枠を一気に使ってしまった理由

私がCodexを使ったときは、単純にWordPressの記事を下書きに入れてもらっただけではありませんでした。

サラリーマンブログとは別に運営しているWordPressブログについて、

既存の記事を全部確認する。

これまでどんな記事を書いているのか分析する。

サイト全体の方向性を考える。

次にどんな記事を書くべきか考える。

記事を作成する。

WordPressへ下書きとして登録する。

ここまでまとめてお願いしました。

今考えると、かなり大きな仕事を一度に投げています。

既存記事が大量にあれば、それだけ読み込む情報も増えます。

さらに、

何を書いてきたのか。

どの記事と内容が重複するのか。

何が足りないのか。

次に何を書くべきなのか。

と考える必要があります。

単純な文章作成ではなく、サイト全体を分析しながら判断する仕事になっています。

OpenAI公式でも、WorkとCodexの使用量はモデル、タスクの複雑さ、コンテキスト、推論、速度、使用するツールなどによって変わり、長時間の複雑なタスクは短い依頼より大幅に多く利用枠を消費する場合があると説明されています。

私の場合も、記事を1本作るというより、

ブログを丸ごと調査して次の戦略まで考えて。

という依頼になっていたわけです。

そりゃあ利用量も増えるよな、と今では思います。

Astraは利用枠の消費にも注意

このとき私が使っていたのがAstraでした。

性能の高いモデルなら、全部任せたくなってしまいます。

しかし、ここにも注意点があります。

OpenAI公式では、GPT-6AstraはGPT-5.6Solよりも利用枠を速く消費する場合があると説明されています。

また、消費量はタスクの内容、入力と出力の大きさ、推論設定、速度設定などでも変わります。

つまり、

高性能だからとりあえずAstra。

大量の記事も全部読ませる。

分析もさせる。

記事も書かせる。

WordPress操作もさせる。

と全部盛りにすると、かなり利用枠を使う可能性があります。

私が短時間で利用枠を使ってしまった経験からも、Astraは難しい仕事に絞って使った方がよさそうです。

実はWorkに変えれば利用枠問題がすべて解決するわけではない

ここは重要です。

Codexの利用枠を使い切ったから、

それなら全部Workでやればいい。

という単純な話でもありません。

現在のOpenAIの説明では、CodexとChatGPTWorkは共通の利用枠とクレジットプールを使用します。

つまり、

CodexをやめてWorkにすれば無限に使える。

というわけではありません。

大切なのはWorkかCodexかだけではなく、

AIに何をどこまでやらせるか。

です。

今回の私の失敗でいえば、

ブログ全部を調べる。

次の記事を考える。

記事を書く。

WordPressへ登録する。

という巨大な仕事を一気に依頼しました。

これを分割するだけでも使い方はかなり変わります。

ブログ運営なら作業を分けた方がいい

例えば最初に通常のChatGPTで、

ブログ全体の方向性を相談する。

次に必要であればWorkを使って、

既存記事を調べて次の記事候補をまとめる。

その中から自分で書く記事を決める。

通常のChatGPTで記事を書く。

最後にWorkでWordPressへ下書き登録する。

このように分ける方法があります。

これなら、

文章を少し直したい。

タイトルを変えたい。

構成を考えたい。

という軽い仕事まで毎回WorkやCodexに任せる必要はありません。

Codexは繰り返し作業をなくすために使う

WordPress運営でCodexを使うなら、

今日の記事を投稿してもらう。

という目的より、

今後100回行う投稿作業を楽にする仕組みを作る。

という使い方の方が面白いと思います。

例えば私はブログを書くたびに、

記事を書く。

タイトルを決める。

ディスクリプションを作る。

カテゴリーを選ぶ。

WordPressを開く。

本文を貼り付ける。

下書き保存する。

という作業をしています。

これをCodexで専用ツール化して、

記事を入れる。

ボタンを押す。

WordPressに下書きが作られる。

となれば、毎回の作業時間を減らせます。

さらに、

過去記事から内部リンク候補を出す。

関連記事を表示する。

タグを候補から選ぶ。

アイキャッチ画像を登録する。

という機能を後から追加することもできます。

このような仕組み作りこそCodexを使う価値があると感じています。

迷ったらこの基準でWorkとCodexを選ぶ

私自身、最初はWorkとCodexの違いがよくわかりませんでした。

しかしWordPressで考えると、かなり整理しやすくなりました。

人間の代わりに作業してほしい。

これはWork。

人間がその作業をしなくても済む仕組みを作りたい。

これはCodex。

記事を書いてWordPressへ下書き保存してほしい。

Work。

WordPressへ自動投稿するツールを作りたい。

Codex。

過去記事を調査して次の記事候補を考えてほしい。

Work。

過去記事を自動取得して関連記事を提案するシステムを作りたい。

Codex。

このように考えると、かなり判断しやすくなります。

高性能なAIほど何でも一度にお願いしたくなる

AIが高性能になるほど、

これもできる。

あれもできる。

全部お願いしてしまおう。

となってしまいます。

私も実際にそうなりました。

ブログの記事を全部見てもらって、そのまま次の記事まで考えてもらえば楽だと思いました。

実際にできるからこそお願いしてしまいます。

しかし、

できること。

効率よく使うこと。

この2つは別です。

大きな仕事を一度に任せれば、AI側で考える量も増えます。

読み込む情報も増えます。

利用枠も多く消費する可能性があります。

全部できるから全部お願いするのではなく、

通常のChatで十分な仕事。

Workに任せる仕事。

Codexで仕組み化する仕事。

この3つに分けることが大切なのだと思います。

WorkとCodexを使い分けるとChatGPTがもっと使いやすくなる

ChatGPTWorkとCodexは、どちらが優れているというものではありません。

目的が違います。

日常的な質問や文章作成なら通常のChat。

複数の工程をまとめて実行して完成物まで作ってほしいならWork。

コードを書いたり、自動化したり、ツールや仕組みを作ったりするならCodex。

OpenAI自身も、Chatは日常的な対話、Workは長時間の複数ステップ作業や完成物作成、Codexはソフトウェア開発や技術作業という形で整理しています。

私は今回、Codexにブログ全体の調査から次の記事作成、WordPressへの登録まで大量の仕事を一気にお願いして、短時間で利用枠を大きく使ってしまいました。

しかし、この失敗があったからこそ、

これは本当にCodexにやらせる仕事なのか?

と考えるようになりました。

AIができることが増えるほど、どのAIに何を任せるのかを考えることも重要になってきます。

WordPress運営で迷ったら、

その作業を今回だけ代わりにやってほしいのか。

それとも、その作業自体を今後やらなくて済む仕組みを作りたいのか。

まずここから考えてみると、WorkとCodexをかなり使い分けやすくなると思います。

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