ポンコツサラリーマンとの出会い|仕事ができない人から学んだ大切なこと

ポンコツサラリーマン 三菱貧乏サラリーマン日記

サラリーマンとして20年以上働いていると、本当にいろいろな人と出会います。

仕事ができる人、仕事が遅い人、周囲から頼られる人、何を任せてもなかなか進まない人。

そんな中で、以前、こんなにも仕事ができない人がいるのかと驚くようなサラリーマンに出会いました。

その人は、取引先に中途採用で入社してきた方でした。

見た目には貫禄があり、年齢も私より上。愛嬌があって、話していると楽しい人でした。

しかし、仕事で関わる時間が増えるにつれて、驚くほど仕事ができないことがわかってきました。

当時はポンコツサラリーマンだと思っていましたが、今になって考えると、その人から学んだこともあります。

そして、ふと思うのです。

私自身も、誰かからポンコツサラリーマンと思われているのではないだろうか。

今回は、そんなサラリーマンとの出会いから感じたことを書いてみたいと思います。


愛嬌だけで仕事を乗り切るサラリーマン

その人の第一印象は、とても良いものでした。

年齢は私よりも上で、見た目には貫禄があります。

話しかければ気さくに返事をしてくれますし、いつも愛嬌があります。

最初は、経験豊富なベテラン社員なのだろうと思っていました。

ところが、仕事で関わり始めると印象が変わっていきました。

頼んだ仕事がなかなか終わらない。

説明したことを覚えていない。

何度も同じことを聞いてくる。

最初のうちは、新しい会社に入ったばかりだから仕方がないと思っていました。

中途採用で入社すれば、会社独自のルールや仕事の進め方を覚える必要があります。

慣れるまでに時間がかかるのは当然です。

しかし、3ヶ月ほど経過しても、仕事の進み方はほとんど変わりませんでした。

何か問題が起きても、愛嬌のある笑顔でその場を乗り切ってしまいます。

最初は、その笑顔で周囲も許してしまいます。

しかし、仕事は愛嬌だけでは成り立ちません。

愛嬌は人間関係を良くする武器ですが、仕事の成果をすべて補えるわけではないのです。


5分の仕事に2時間かかる驚きの仕事ぶり

特に驚いたのは、仕事にかかる時間でした。

普通の人なら5分程度で終わるような作業に、2時間くらいかけているのです。

一体どうすれば、そんなに時間がかかるのだろう。

不思議で仕方がありませんでした。

もちろん、仕事にかかる時間には個人差があります。

初めての作業なら、誰でも時間がかかるものです。

しかし、その人の場合は、何度も説明している作業でも同じように時間がかかっていました。

パソコンに向かっている姿を見ると、キーボードをものすごい勢いで叩いています。

カチャカチャカチャカチャ。

いかにも仕事をしているような音が聞こえてきます。

ところが、画面を見ても文章がほとんど出来上がっていません。

どうやら、文字を入力しては削除し、また入力しては削除することを繰り返しているようでした。

キーボードの音だけなら、誰よりも仕事をしているように見えます。

しかし、成果物はなかなか完成しません。

仕事をしている時間と、仕事が進んでいる量は必ずしも比例しない。

そのことを目の前で実感しました。


サラリーマンは自分の役割を果たす必要がある

会社で仕事をする以上、それぞれに役割があります。

営業する人、資料を作る人、顧客対応をする人、現場で作業する人。

それぞれが自分の役割を果たすことで、会社全体の仕事が進んでいきます。

サッカーで考えれば、フォワード、ミッドフィルダー、ディフェンダー、ゴールキーパーがそれぞれの役割を持っているようなものです。

全員が同じ方向を向いて、チームとして動く必要があります。

しかし、その人はチームの方向性と合っていないように感じました。

本人なりに一生懸命やっていたのかもしれません。

それでも、期待されている役割を果たせていませんでした。

仕事が進まなければ、誰かが代わりに対応する必要があります。

その結果、周囲の人の仕事が増えてしまいます。

サラリーマンの仕事は、一人だけで完結するものではありません。

だからこそ、自分の役割を理解することが大切なのだと思います。

一方で、役割を果たせない人がいる場合、本人だけの問題とも限りません。

会社側が適性を見極め、仕事を割り振ることも必要です。

人には得意不得意があるからこそ、それぞれの能力を生かせる仕事を見つけることが重要なのではないでしょうか。


仕事ができなくても嫌いになれない人がいる

不思議なことに、私はその人のことが嫌いではありませんでした。

むしろ、人としては好きな方でした。

愛嬌があって、話していて嫌な気持ちになることもありません。

仕事ができるかどうかと、人として好きかどうかは別の話なのだと思います。

仕事ができても、周囲に対して横柄な態度を取る人もいます。

反対に、仕事は苦手でも、人当たりが良く、一緒にいて楽しい人もいます。

その人は、まさに後者でした。

ただし、仕事となると話は変わってきます。

一緒に仕事をする人にとっては、仕事が進まないことが負担になります。

人柄が良いからといって、すべてを許してしまうわけにもいきません。

その人は結局、1年ほどで会社を辞めてしまったようです。

本人にとっても、周囲にとっても、仕事が合わない状態は辛かったのかもしれません。

今になって思えば、もっとその人に合う仕事があったのではないかとも感じます。


ポンコツサラリーマンは自分自身かもしれない

その人のことを思い出すと、もう一つ考えることがあります。

それは、自分自身のことです。

私はその人を見て、仕事ができない人だと思っていました。

しかし、私もどこかで誰かから同じように思われているかもしれません。

自分では仕事ができているつもりでも、他人から見れば違う評価になることがあります。

例えば、私はパソコンを使った仕事が比較的得意です。

Excelや資料作成などでは、効率的に仕事を進められる方だと思っています。

しかし、営業の交渉力や人をまとめる能力など、別の分野ではどうでしょうか。

自分より優秀な人は山ほどいます。

さらに、今の会社では当たり前にできている仕事でも、別の会社に転職したら何もできなくなる可能性があります。

会社独自のルールや人間関係に慣れているだけで、仕事ができると思い込んでいることもあるでしょう。

自分が得意な場所では優秀でも、苦手な場所ではポンコツになることがある。

そう考えると、簡単に人を評価することはできません。

人の能力は、一つの物差しだけでは測れないのだと思います。


人にしたことは自分に返ってくる

私は、人にしたことは巡り巡って自分に返ってくると思っています。

人をいじめれば、いずれ自分も誰かからいじめられるかもしれません。

人の悪口ばかり言っていれば、自分もどこかで悪口を言われるかもしれません。

反対に、人を褒めれば、自分も誰かから褒められることがあるでしょう。

もちろん、必ずそうなるとは限りません。

それでも、自分が周囲に対してどのような態度を取っているかは、人間関係に少なからず影響すると思います。

人の失敗を笑う人が、自分の失敗だけ優しく受け止めてもらえるとは限りません。

だからこそ、人の苦手な部分を見つけたときには、自分にも同じような部分がないか考えたいものです。

今回のポンコツサラリーマンとの出会いも、そんなことを考えるきっかけになりました。

人の仕事ぶりを見て驚くことはあります。

しかし、そこで終わらず、自分自身を振り返ることも必要なのだと思います。


サラリーマンが人を評価する前に考えたいこと

20年以上サラリーマンをしていると、さまざまな能力を持った人に出会います。

何をやらせても器用にこなす人もいれば、何度教えてもなかなか覚えられない人もいます。

その違いに驚くこともあります。

しかし、他人の仕事ぶりを評価するだけでは、自分自身は成長しません。

大切なのは、他人を見て何を学ぶかです。

今回の経験から、私は次のようなことを意識したいと思いました。

  • 自分の役割を理解して、仕事を最後までやり遂げる。
  • 苦手なことを放置せず、少しずつ改善する。
  • 人の得意不得意を理解し、必要以上に責めない。
  • 自分も誰かから評価されていることを忘れない。
  • 人の良いところを見つけ、できるだけ褒める。

特に大切だと思うのは、自分自身を客観的に見ることです。

自分が思っている自分と、他人から見えている自分は違うかもしれません。

たまには、自分の仕事の進め方を振り返ってみる。

周囲に迷惑をかけていないか考えてみる。

自分の得意なことだけでなく、苦手なことにも目を向けてみる。

そんな小さな行動が、サラリーマンとしての成長につながるのではないでしょうか。


まとめ|誰もがポンコツになる可能性がある

今回紹介したサラリーマンは、仕事が得意な人ではありませんでした。

5分で終わる仕事に2時間かかり、何度説明してもなかなか覚えられない。

周囲からすれば、困ってしまう存在だったと思います。

しかし、愛嬌があり、人としての魅力を持った方でした。

そして、その人を見て仕事ができないと思っていた私自身も、誰かから同じように思われている可能性があります。

誰かにとっての優秀なサラリーマンが、別の誰かにとってはポンコツサラリーマンなのかもしれません。

仕事ができない人を見て笑うのではなく、自分自身を見直すきっかけにする。

人の悪いところばかり探すのではなく、良いところも探してみる。

そんな姿勢を大切にしたいと思います。

明日からの仕事では、誰かの欠点を一つ見つけるよりも、誰かの良いところを一つ見つけてみようと思います。

そして、自分自身も少しずつ成長していきたいものです。

ポンコツサラリーマンと思われないために。

いや、ポンコツな部分があったとしても、少しずつ改善できるサラリーマンでありたいと思います。

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