高学歴だけど自分で答えを出すことができないサラリーマン

高学歴だけど自分で答えを出すことができないサラリーマン サラリーマンについて

仕事をしていると、いろいろな経歴を持った人と一緒に働く機会があります。

その中には、有名大学を卒業している人や、周囲から高学歴だと噂されている人もいます。

私も最近、そんな高学歴と噂されているサラリーマンと一緒に仕事をする機会がありました。

周囲から事前に、

頭がいい人らしい。

かなり高学歴らしい。

そんな話を聞いていたため、私の中でも勝手にハードルが上がっていました。

きっと頭の回転が速いのだろう。

難しい問題にも、すぐに答えを出すのだろう。

自分では思いつかないような考え方をするのだろう。

そんな期待を持ちながら、一緒に仕事を始めました。

ところが実際に仕事をしてみると、少しずつ違和感を持つようになりました。


サラリーマンの仕事は学歴だけでは見えてこない

最初に一緒に参加した打ち合わせ。

私は高学歴と聞いていたこともあり、

どんな発言をするのだろう。

どんな視点から意見を出すのだろう。

少し楽しみにしていました。

しかし、打ち合わせが始まってもあまり発言がありません。

こちらから質問すると、それらしいことは答えてくれます。

ただ、話を聞いていても、

なるほど。

そこがポイントだったのか。

と思うような、芯をついた答えはなかなか出てきませんでした。

もちろん、一度の打ち合わせだけで人の能力を判断することはできません。

初めて参加した打ち合わせなら、状況を把握するだけでも大変です。

そのため、その時点では特に気にしていませんでした。

打ち合わせの最後には、それぞれ宿題を持ち帰ることになりました。

確認しなければならないこと。

今後発生しそうな懸念点。

どのような進め方がよいのか。

次回の打ち合わせまでに、それぞれ考えてくることになりました。

ここから、高学歴サラリーマンの力が発揮されるのだろうと思っていました。


次の打ち合わせでも答えが出てこなかった

そして次の打ち合わせ。

前回から課題は明確になっています。

時間もありました。

ところが、課題を解決するための行動がほとんど進んでいませんでした。

何かを考えていた様子はあります。

しかし、

私はこう考えました。

この情報を調べました。

ここまで確認できました。

この部分が分からないので、次はここを確認します。

といった答えや、答えにたどり着くための過程が見えてきません。

正解まで到達していなくてもいいのです。

仕事なのですから、簡単に正解が出ないことはいくらでもあります。

それでも、

ここまで考えた。

ここを調べた。

ここまでは分かった。

という途中経過くらいは出てくると思っていました。

しかし、それもほとんどありませんでした。

私は勝手に、高学歴なら何か賢い答えが出てくると思っていました。

しかし、私が期待していたものとはかなり違いました。


サラリーマンは答えがなくても前へ進まなければならない

学校の勉強と仕事には、大きな違いがあります。

学校の勉強には基本的に答えがあります。

数学なら計算を進めれば答えにたどり着きます。

試験問題なら、出題者が用意した正解があります。

参考書を読めば解き方が書いてあります。

過去問を解けば、似た問題に出会うこともできます。

一方、サラリーマンの仕事には、最初から正解が用意されていないことがたくさんあります。

この商品をどう売ればいいのか。

この問題をどう解決すればいいのか。

取引先にどう説明すれば納得してもらえるのか。

社内の人をどう動かせばいいのか。

予算が足りない中で、どこまで実現するのか。

どれも参考書の最後のページを見れば答えが載っているわけではありません。

自分で考え、自分で仮説を作り、誰かに聞き、情報を集め、試しながら答えを作っていく必要があります。


学校の勉強と仕事はまったくの別物

学校の勉強は、ある程度自分一人でも進めることができます。

自分が努力して、自分が覚えて、自分が問題を解けば結果につながります。

しかし仕事は、一人では完結しないことがほとんどです。

取引先がいます。

上司がいます。

同僚がいます。

部下がいます。

別部署の人がいます。

その一人ひとりが違う考え方をしています。

百人いれば百人、それぞれ違う気持ちを持っています。

論理的には正しいことでも、相手が納得しなければ仕事が進まないこともあります。

正論を言っているのに嫌われることもあります。

逆に少し遠回りでも、相手の気持ちを考えながら進めたことで、結果的に仕事が早く進むこともあります。

こうした部分は、参考書を読んだだけではなかなか身につきません。

実際に人とぶつかり、失敗し、怒られ、恥をかきながら少しずつ覚えていくものだと思います。


サラリーマンに必要なのは答えを覚える力より答えを作る力

仕事をしていて改めて思ったのは、

答えを知っていることと、答えを作れることは違う

ということです。

勉強が得意な人は、すでに存在する知識を理解したり、決められた条件の中で問題を解いたりすることが得意なのかもしれません。

もちろん、それは素晴らしい能力です。

仕事でも大きな武器になります。

ただし、仕事ではそれだけでは足りない場面があります。

誰も答えを知らない。

過去にやったことがない。

条件が途中で変わる。

関係者によって言うことが違う。

そんな状況でも、

たぶんこちらだろう。

まずこれをやってみよう。

ダメだったら次はこちらを試そう。

と、自分なりの答えを作って動かなければなりません。

これが仕事で必要になる力なのだと思います。


答えが分からないサラリーマンこそ行動すればいい

そして、これは今回出会った高学歴の人だけの話ではありません。

私自身にも当てはまります。

仕事をしていると、

もっと情報が集まってから動こう。

誰かが判断してくれるまで待とう。

正解が分かってから始めよう。

と思ってしまうことがあります。

しかし、仕事では正解が分かるまで待っていたら、いつまで経っても動けないことがあります。

そんな時は、完璧な答えを出そうとするのではなく、

仮の答えを出す。

まず一つ確認する。

誰か一人に聞いてみる。

小さく試してみる。

それだけでも状況は動きます。

行動すれば、新しい情報が手に入ります。

新しい情報が手に入れば、次の判断ができます。

考える。

動く。

結果を見る。

また考える。

仕事とは、この繰り返しなのかもしれません。


高学歴でもサラリーマンとして経験しなければ分からないことがある

今回一緒に仕事をした高学歴のサラリーマンは、決して鼻につくような人ではありません。

むしろ少し変わった雰囲気はありますが、おとなしい印象です。

高学歴ということで、会社の中では少しチヤホヤされているところもあります。

ただ、学歴によって周囲から期待されたり、特別扱いされたりすることが、必ずしも本人にとって良いことなのかは分かりません。

仕事では失敗することも大切です。

自信満々で出した案を否定される。

一生懸命説明しても相手に伝わらない。

正しいと思っていたことが全然正しくなかった。

そんな経験をすると、自分の考えだけが正しいわけではないことが分かります。

世間の荒波に揉まれて、時には自信をへし折られる。

そこから、

では次はどうするか。

と考える。

そんな経験も、サラリーマンとして成長するためには必要なのかもしれません。


最後にサラリーマンが持っておきたい自分なりの答え

高学歴だから仕事ができる。

低学歴だから仕事ができない。

そんな単純な話ではありません。

高学歴の人には、高学歴になるまで努力してきた力があります。

理解力や記憶力、学習する力が非常に高い人も多いでしょう。

しかし仕事では、それとは別の能力も求められます。

答えが存在しない状況で考える力。

人を巻き込みながら進める力。

分からないことを調べる力。

失敗しても次の手を考える力。

そして何より、

自分なりの答えを出して、一歩動く力。

これは学歴に関係なく身につけられる能力です。

私も仕事で答えが分からなくなることは何度もあります。

そんな時に、

分かりません。

で止まるのではなく、

今分かっている範囲なら、私はこう考える。

と言えるサラリーマンでいたいと思います。

仕事の参考書はありません。

だからこそ、自分で答えを作る。

そして間違っていたら修正する。

その繰り返しが、学校を卒業した後に始まる、本当の意味での勉強なのかもしれません。

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