カブトムシの多頭飼育をされている方はよく目にしますが、オオクワガタの多頭飼育はなかなか見つけることができませんでした。
オオクワガタの多頭飼育の状況を記録します。
オオクワガタの多頭飼育って難しいのかな。
今の所、僕はできているよ。
お金もあまりかけずに上手にやっているよ。
多頭飼育と単独飼育の違いについて
オオクワガタを飼育する方法として、多頭飼育と単独飼育があります。
大きな個体を育てるには単独飼育がおすすめです。
下記画像は両方とも2023年5月に孵化したオオクワガタです。
左の写真は単独飼育、右の写真は多頭飼育。
画像の縮尺は若干異なりますが、単独飼育の方が単独飼育と比べ2倍位の大きさになっています。
左が3令幼虫、右が2令幼虫って感じすね。成長速度の違いを感じました。
それぞれの飼育方法は以下の通りです。
単独飼育
言葉の通り、オオクワガタを1匹だけで育てる飼育方法です。
写真のような容器にマットを詰めその中で1匹だけで育てていきます。
容器が大きければ大きいほどオオクワガタのストレスは減り成長しやすい環境となります。
多頭飼育
オオクワガタを一つの容器に何匹も一緒に飼う方法です。
マットはオオクワガタにとって食べ物でもあり、生活環境でもあります。
マットが少ししか無いと食べのものが少なく成長がしづらい環境です。
狭い容器ですと活動範囲も限られてしまい、オオクワガタにストレスがかかってしまいます。
参考のコンテナ容器
多頭飼育に使えるプラスチック製のハードコンテナを紹介します。
にごりはありますが透き通っていて、幼虫が箱の壁沿いを動いている様子が確認できます。
私は現在この容器の中で28匹の幼虫を育てています。この容器に対して多めの幼虫が入っているので、マットを早めに変えないと餌がなくなってします。
この大きさ容器であれば20匹以内の方が飼育環境として良さそうな感じがします。
成虫になった時はこの容器ではケンカが起きすぎてしまい、すぐに死んでしまうので、成虫になった時には容器変更する必要があります。
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多頭飼育のメリット、デメリット
多頭飼育のメリット、デメリットは以下の通りです。
メリットよりもデメリットの方が多いですが、飼育スペースや予算のことを考えると多頭飼育を選び、オオクワガタ飼育ライフを楽しむこともできます。
メリット | デメリット |
・飼育するスペースが少なく済ませることができる。 ・マットやケースにお金をかけず飼育可能。 | ・大きな個体を育てにくい。 ・ケンカが起こり大人まで育たない個体も出てくる。 ・マット環境が悪いと全滅する可能性もある。 ・一匹一匹の大きさ、重さを管理することができない。 ・マット交換に体力を使う。 |
オオクワガタの飼育環境
オオクワガタの飼育する環境として、菌糸ビンで飼育する方法、マットで飼育する方法があります。
それぞれの飼育環境は以下の通りです。
菌糸ビン飼育
菌糸ビン飼育は以下のようなビンの中にきのこを栽培したあとのきのこ菌がついた土を入れ、その土をオオクワガタが食べ成長させる飼育方法です。
菌糸は栄養価が高く、大きなオオクワガタに成長させるため使われています。
プロテイン入りの土のようなイメージですね。
次で紹介するマットよりも値段が高いです。
ビンサラ君は貧乏だから菌糸ビンは買えないね。
そのとーり!
マット飼育
マット飼育は土をオオクワガタに食べさせて成長させる飼育方法です。
こちらの土は、クヌギ、コナラなどの木を粉砕して微生物で発酵させた発酵マットとも呼ばれる土を使用します。
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こちらは比較的お値打ち価格で揃えることができます。
オオクワガタは生活する場所も土の中、食べるものも土。
おかしの家に住んで、家を食べながら生活しているようなイメージだね。
ビンサラ君は貧乏だからこのマットも買えないんじゃないの?
このマットはなんとか取り揃えているよ。
オオクワガタ飼育方法まとめ
昨年からはオオクワガタの単独飼育、多頭飼育を初めて行っております。
両方の飼育方法で、3令幼虫まで飼育経験をしてきました。
菌糸ビンは値段が高く、今多頭飼育で飼育している28匹分の菌糸ビンを購入することが難しく、マットで多頭飼育の選択肢となっています。
カブトムシの多頭飼育も2年ほどの経験があり、昆虫の多頭飼育ライフを楽しんでいます。
オオクワガタの今の時点の多頭飼育で不安な点は、幼虫があまり大きくなっていない点です。
カブトムシの時は多頭飼育でも幼虫がすくすくと大きくなっていましたが、オオクワガタの場合の成長速度は少し遅く感じます。
今年の夏に羽化して成虫になった際には、紹介させていただきます。
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