2023年に羽化し、越冬したヒラタクワガタのメス。
悲惨なことになってしまいましたが、生命力を感じました。
5月上旬までは変わったことがなかったのですが、5月中旬に虫カゴを除いてみると、ヒラタクワガタがひっくり返っていました。
よくよく見てみると符節が全てとれ、手も足もな状態になっていました。
2匹のヒラタクワガタのメスのみを飼育しているケースです。
喧嘩でもしたのかと思いましたが、手足の残骸もありません。
背中に外傷もありません。もしかしたら病気かもしれません。
少しの命しかないかなと悲しい思いで観察していました。
昆虫ゼリーの上に口がくるように配置してあげると、口のブラシで昆虫ゼリーをなめています。
これくらいのお世話しかやってやれませんでした。
観察を続けていても星にはなっていなく、驚くことに毎晩見るたびに違う位置にいるんです。
また、もう一匹のヒラタクワガタが人の気配を感じ手足のないヒラタクワガタの下に潜ろうとしているんです。
おそらくもう一匹のヒラタクワガタのメスが、手足のないヒラタクワガタを看病しているのかもしれません。
生命力を感じますし、昆虫の愛情を感じました。
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